Drupal 10.3.0 にアップデート

Drupal

メッセージが届いていたからアップデートを実行。今回は若干の手間が生じた。

 

アップデート

最新バージョンへの更新ということで、いつもどおりこちらのリリースノートに基づいてコマンドを実行する。

composer update "drupal/core-*" --with-all-dependencies

今回は次のメッセージが表示された。

In Filesystem.php line 284:
        Could not delete /var/www/jisaba.life/web/sites/default/default.services.yml:  

sites/default を一時的に chmod 755 で権限を変更してから再度、アップデートコマンドを実行すればメッセージは出ない。それから chmod 555 で元に戻せば OK。

 

Drupalコアの更新状況

サイトの状態で確認すると警告が出ているから確認する。
利用可能なアップデートを確認する際に問題が生じているということで、何はともあれデータベースの更新が必要だから、データベースのアップデートスクリプトを実行する。
具体的には自分のサイトで https://example.com/update.php を表示、更新を実行する。

 

State cache flag not set

settings.php にフラグ $settings['state_cache']  が設定されていないとのことなので、site/sites/default/settings.php の最後に次の行を追加する。こちらも chmod 666 settings.php としてから編集、それから chmod 444 settings.php で元に戻す。

$settings['state_cache'] = TRUE;

詳細はこちらのとおり。

 

削除されたモジュールの追加

Statistics モジュールは Drupal 10 で非推奨、Drupal 11 で削除となっている。自分は管理者画面でコンテンツの閲覧回数を表示させるためにモジュールを有効化しているが、今回から改めてStatistics モジュール としてインストールする必要がある。

#Statistics
The Statistics module was deprecated in Drupal 10 and removed in Drupal 11. If your site is using the Statistics module, you need to install the  contributed Statistics project.

コマンドは次のとおり。

composer require 'drupal/statistics:^1.0'

 

 


 

Drupal と同じコンテンツタイプの記事

IPv4 または IPv6 のどちらでこのサイトに訪問しているかをサイドバーに表示させるブロックを作ってみた。
ただし、作ったのは Chat GPT-4 であって、自分の作業は数回のプロンプト入力と提案されたコードをコピペして適用しただけ。
以下は提案されたコードと実装の手順です。

 

案内メッセージが届いたからアップデートを実行した。
お知らせページのとおり対象のディレクトリに移動してコマンドを実行するだけ。
このサイトの場合は

このサイトでは、初期状態のパンくずリストはこうなっていた。

デフォルトテーマ Olivero は全体的に余白が多く感じていたから何とかしたかった。調べてみたところ、UI Suite Olivero を使うとファイルを直接編集することなく、比較的簡単に CSS の設定ができるようだ。

Drupal では記事の一つ一つに /node/1 のような ID が割り当てられて、https://example.com/node/1 でアクセスすると記事が表示される。