Debian12 に OpenJDK(Liberica JDK )をインストールする
2025年4月14日(月曜日) - 21:23

Minecraft Server 用に Java をインストールするにあたり、いくつかあるなかで BellSoftのLiberica JDK を選んでいる。今のところ最新版の LTS は Liberica JDK 21で、deb パッケージをダウンロードしてインストールすることができる。
ただ、この方法だとアップデートするには都度ダウンロードしないといけないから、apt のリポジトリを追加して必要なバージョンをインストールするほうがオススメ。公式ドキュメントには主なディストリビューション毎の方法が掲載されている。
掲載されてはいるものの、そのままの手順で apt update を実行すると次の警告が出てしまう。
W: https://apt.bell-sw.com/dists/stable/InRelease: Key is stored in legacy trusted.gpg keyring (/etc/apt/trusted.gpg), see the DEPRECATION section in apt-key(8) for details.
これを回避する方法を ChatGPT に聞いてみたところ、次のような回答だった。
この警告メッセージは、APTのGPGキーの管理方法の非推奨(Deprecated)に関する警告です。APTの近年の仕様変更により、GPGキーは /etc/apt/trusted.gpg ではなく、/etc/apt/keyrings/ ディレクトリ内のファイルに保存し、リポジトリ定義時に signed-by オプションで指定する方法が推奨されています。
【修正済みの手順】
# 1. GPGキーを正しい場所に保存 wget -q -O - https://download.bell-sw.com/pki/GPG-KEY-bellsoft | gpg --dearmor | sudo tee /etc/apt/keyrings/GPG-KEY-bellsoft.gpg > /dev/null # 2. リポジトリを 'signed-by' オプション付きで追加 echo "deb [signed-by=/etc/apt/keyrings/GPG-KEY-bellsoft.gpg] https://apt.bell-sw.com/ stable main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/bellsoft.list # 3. APTパッケージ情報の更新 sudo apt update
これで apt update で警告は出なくなるから、次のコマンドでインストールできる。もちろんバージョンもいくつかあって、最新版なら bellsoft-java24-full を選択できる。
$ sudo apt -y install bellsoft-java21-full
この仕様変更から数年を経ていると思うけど、まだ十分浸透している訳じゃないということかな。